反わりばし運動

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昭和44年07月09日 衆議院 石炭対策特別委員会
[074]
日本社会党(社会民主党) 渡辺惣蔵
もう一つ問題は、非常にこの地帯では、身障者や未亡人、中高年齢層に対する社会施設的な企業が幾つか成功しておるわけです。

先般も就任早々の雇用促進事業団の堀理事長に要請をして御協力を願っておるわけでありますが、ここでは全く身障者を中心にしまして光生舎というクリーニングの仕事が、250人も使って赤平を中心にして成功しておりますし、それから豊里炭鉱の失業者が中心になりまして割りばし工場を誘致して、全部炭鉱労働者で4、50名の工場をつくって成績をあげておりますし、それからラーメン会社も、7、80名のものをつくりまして、これもりっぱな社屋で成功しております。

現地でそういう高年者、未亡人、身障者を中心にした企業が成功しているものですから、それだけに現地の希望は熾烈なものがあるわけであります。この際、特にこういう異常な状態で閉山になりました茂尻炭鉱のあと始末につきまして、石炭局並びに雇用促進事業団、産炭地振興事業団の関係各位の特に積極的な御協力を要望しまして、私の質問を終わります。





昭和59年04月26日 参議院 外務委員会
[063]
日本社会党(社会民主党) 久保田真苗
最近、割りばしの問題があっちこっちでやかましくなってきておるんですけれども、中には、森林破壊に手をかさないようにはし箱自参でレストランなんかにお入りになる方もいらっしゃるとか、そういうことをよく聞きますけれども、割りばしの日本の木材消費量に占める地位につきまして、林野庁がいらっしゃいましたらお伺いしたいんですけれども、一体割りばしは年に何ぜんぐらい使い捨てられるものか、また、日本の木材消費量のどのくらいのパーセントを実際占めているのか、いかがでしょうか。

[064]
説明員(林野庁林政部林産課長) 三澤毅
我が国で生産する割りばし、これは国産の松あるいは杉、ヒノキあるいは北海道にございますシナノキあるいはカバそういったものでつくられております。そのうち松、シナノキ、カバこういったものでつくられるのは大衆用品でございまして、あと杉、ヒノキというのはやや高級なはし、こういうふうになります。さらにこのほかに竹のはしが割りばしとして使われる、こういうようなことになっております。

しかし、先生お尋ねの生産量について、これはややマイナープロダクトという意味もございまして、正確な統計量は出ておりません。したがって、その把握というのは非常に困難でございますけれども、私ども、業界からの聞き取り等によりまして、昭和57年において国内の生産量はおおむね230万ケースと、このように推定しております。なお、1ケースというのは5000ぜんのことでございます。相当の量なんです。しかし、おはしの数としては多いんでございますけれども、これを材木として考えてみますと、この230万ケースというのが約17万立方と、こういうふうに推定されております。したがいまして、昭和57年が約9000万立方の木材需要ということでございますので、それからいたしますとおおむね0.2%と、このような数字になろうかと思っております。

[065]
日本社会党(社会民主党) 久保田真苗
もちろん、こういう関係には生産者とか加工業者等の問題がいろいろございますし、私は割りばしを使わない方がいいなどと今言うつもりはありませんけれども、全体として地球資源が有限であるし、特に木々については育成するまでに何年も何10年もかかるということを思いますとき、やはり実に莫大な、恐らく100億本を超える数ではないかと思われますが、こういうものをリサイクルして例えばパルプ用材にするなどという、政府としてのどこかの官庁でそういう御計画はあるんでございましょうか。

[066]
説明員(林野庁林政部林産課長) 三澤毅
私がお答えするべき立場にはないと思うんでございますけれども、今先生おっしゃるとおり、資源を有効に使うということについてはこれはもちろんそれは正しいことだと思っております。

ただ、割りばしについて私ども森林資源という面からちょっと御説明させていただきますと、やはり今1000万ヘクタールの人口林をつくってまいりましたけれども、その間におきまして間伐とかあるいは製材に向かないもの等々、いろいろやっぱり山からの材の供給というものはあるわけでございます。そういう意味で、確かに割りばしに使われたものは使い捨てにされてしまっているという現状でございますけれども、そういった材がいろいろ有効に使われているという点では、まず一次的に割りばしに使われるという意味で有効的に使われる面もあるわけでございます。そういった材の有効利用というのが、山における資源をつくる過程におけるリサイクル、つまり山になりわいとしてその地域に人が定住し、仕事を得て、そして山づくりに従事する、そういうことについては大変貴重な意味を持っていると思っております。

そこで、使われた材、割りばし、これがリサイクルされることは大変歓迎すべきことだと思いますけれども、先ほど私が御説明申し上げましたように、17万立方というのが全国に散らばっている状況でございますので、量的に見ますと、なかなか技術的、経済的に難しい面もあろうかと、このように思っております。





平成02年03月28日 衆議院 逓信委員会
[087]
日本社会党(社会民主党) 秋葉忠利
ありがとうございました。できるだけ再生紙の使用について御協力いただければ、あるいは例えば割りばしを使わないというような運動もありますので、そういった点でも今後とも森林資源保護のために御協力いただければありがたいと思います。





平成02年05月24日 参議院 文教委員会
[227]
民社党 小西博行
非常にわかりやすいんですけれども、例えば象牙とか割りばし、こういうのは最近は自然保護の立場あるいは環境保全の立場、こういうものと大変つながりがある。したがいまして、そういうものを教育の場で子供さんの時代から認識をさす必要があるんじゃないかなと私は思っております。





平成02年06月01日 参議院 地方行政委員会
[079]
日本社会党(社会民主党) 篠崎年子
なお、これはまた別の機会に触れていきたいと思いますけれども、割りばしの問題がよく取りざたされておりまして、このことについては特に木材の資源ということ、森林資源ということから考えて、みんなでおはしを持って回ろうじゃないか。そういうことで、今おはし袋をつくったり、はし箱をハンドバックに入れたりということもやっておりますので、これはつけ足して、そういうことを少しずつでも努力をしながらやはりこの大切な資源を守っていかなければならないと思うわけでございます。





平成02年11月15日 参議院 決算委員会
[084]
日本社会党(社会民主党) 西岡瑠璃子
ところで、間伐の問題ですけれども、せっかく育った木が間伐で切られましても利用されないということですね。約半分が森林の中に放置されて腐っているということを伺います。その量は何と208万立方メートルにも達するというふうに伺いました。今条件が悪くて間伐のできない箇所を間伐すると、この利用されない資源はますますふえると思います。208万立方メートルといいますと、この量はパキスタン、ベトナムで切られる薪炭材の1割に達するというふうにも伺っております。何10年も育ってきた大切な資源が採算に合わないというだけで腐らされ、その一方で消滅が心配されている熱帯材が輸入される、こんなことでよろしいでしょうか。

間伐促進策が伐採、加工に集中しているわけですけれども、私は材の利用促進のための新たな助成措置を考えてはどうだろうか、そういう措置がとれないだろうかと思うわけです。例えば、搬出費などに向けられないかお伺いしたいと思います。

[085]
説明員(林野庁長官) 小澤普照
先生御指摘のように、確かに間伐の推進に努めておるわけでございますが、一方で林内に置き去りにされるものがあるわけでございます。私どもは、間伐そのものは活力ある健全な森林を育成、整備するためには必要なことでございますから、まずこの実施に力を入れているわけでございまして、昭和56年度から特に間伐の促進のための総合対策を実施しておりまして、年々間伐の面積もふえているわけでございます。56年には全国で23万ヘクタールの間伐を実施いたしましたが、その後年々ふえてまいりまして、現在では大体年間30万ヘクタールを超えるぐらいまで増加しております。

しかし、一方で林内に置き去りにされるもの、これはございまして、私どもの方から申しますと間伐材の利用率を高めるということが必要でございまして、現在、まだしかし利用率は50数%ということでございますから、残りの40%強が林内に置いてこられるわけでございます。この利用の促進を考えておりますけれども、このためにいろいろと現地でも取り組みを進めていただいておりますし、また政策的にも必要なことをやろうということで、主なものを申し上げますと、この間伐材の加工、流通に必要な施設の整備でございますとか、それからこの杉等を中心とします中小径の針葉樹の高度加工、このための技術開発をやるあるいは商品化を進めるということをやっております。

それから最近では、間伐材を利用するためにゼファーボードというんですが、これは要するにのしいか状に間伐材を平べったくしまして、これを張り合わせましていろいろ木工品等に使うというようなやり方でございますが、こういうものも推進しているわけでございます。さらにこれを進める必要がございますので「今後も努力をしてまいることを考えておりますけれども、加工流通施設の整備でございますとかあるいは利用加工技術の向上を図りまして、間伐材がより高度に利用されまして、この資源の有効な利用を図りたいというように考えております。

[086]
日本社会党(社会民主党) 西岡瑠璃子
間伐材を利用促進する方法の一つといいましょうか、そしてもう一つ環境保護運動の一環としても、熱帯雨林を守るために割りばしを使わない運動というものが広がっておりますけれども、私はこれは果たしてそれだけの間伐の促進につながるかどうかというのは、ちょっとデータ的に見ますと疑問なわけです。間伐材でつくった割りばしを使うということも一つの需要拡大策にはなるでしょうけれども、森林を育成するという環境保護の立場からも適当ではないかと思うわけですけれども、この割りばしを使わない運動ということと関連して長官はどのようにお考えになっていらっしゃいますか。

[087]
説明員(林野庁長官) 小澤普照
最近、確かに割りばし論争といいますかいろいろ世上論議がございまして、私どもはやはり割りばしを使うべきではないという方々のおっしゃっているそのお気持ちの中には、せっかくの資源でございますから一時的なものに利用して使い捨ててしまうのがいけないのだというようなお考えだろうと思うのでございます。

しかし、私どもの目から見ますと、先ほども出ましたように、林内に捨てられてしまうものもあるということでございますから、やはり資源の有効利用という面から考えますと、いろいろな面でむしろ使っていただきたい。使う場合には大事に使っていただけばよろしいわけでございますので、そういう中から最近はまた有効利用の方の動きも出てまいりまして、間伐材で割りばしを製造して販売するというようなことも出てまいりました。それからまた、間伐材を使いまして木炭をつくりまして、これをまた土壌改良等に使うというような動きも出ておりまして、私どもはやはり資源のリサイクルという面でもっともっと努力をしなければならないと思っておりますし、やはりそういう中から本当にこの資源というものを大切に使うということが定着するようになればというように考えて努力してまいりたいと思っております。





平成03年03月06日 衆議院 商工委員会,環境委員会連合審査会
[156]
民社党 中井洽
2つだけ具体的にお尋ねをしたいのですが、ここにも、先ほどお尋ねをしました中で、例えば紙だとかパルプ、これをガイドラインで再資源の率をふやしていくんだということをお載せいただいております。しかし紙あるいは森林を守るための紙の問題というのは、この間から随分やかましく言われました。割りばしをなくす運動とかいろいろございます。しかし私は、森林資源を守るために紙を減らすのが一番いいのは、新聞を減らすことだと思います。新聞のページ数を減らしてもらわなければ、幾らほかのことで頑張ったって減らない。再資源の率を幾らふやしたって、新聞紙がどんどこどんどこ増加しておる。こういうことでは何ともならないと思うのです。

ところが新聞は新聞で、どういう規定があるのかしりませんが、紙面の半分以上を広告にするのはやめようというような形でおやりになっておる。そうすると、広告を取ろうと思えば記事をどんどんふやさなければだめだ。たびたびにページ数がふえる。みんな見るのは番組欄だけだ。そんなことが一番むだじゃないかと思うのです。これをつくっておる業界が幾らやっても、ちっともごみを減らす、再資源をふやすことにならないときがあると思うのです。これは、おつくりになっておる業界に指導されるのは結構ですが、こういう新聞みたいな大きな大事な問題について業界に対してこの法律でどうやった形でお願いをしたり指導したりできるのですか。





平成03年04月26日 衆議院 環境委員会
[016]
自由民主党 前田武志
実はここに一つ、割りばし問題というものがあります。ここにも資料を持ってきておるのですが、当初、割りばしというのがまるで熱帯雨林を破壊する元凶のようなPRがちょっとなされて、新聞論調を読んでおりましても、その後大分冷静化しておるようでございますが、これも実態はある程度把握しております。輸入も多いのですが、中国がほとんどであり、インドネシアもあります。しかし、そういうはしに使う材木というのは、まさしく松根油を取った残りの、本当にほっておけば利用価値のないようなものを使ってはしとして日本に輸出する。

それから、我が地元の奈良県の吉野というのは実は割りばしの産地でございまして、もともと後醍醐天皇が使い始めたということで、そのぐらいの歴史を持っておるわけでございますが、これは材木を、吉野杉等を使った端材、丸い材から四角の材を切り出したら必ず端材が出ます。それを利用しての、まさしく資源の有効利用であったわけでございます。

こういうものについて、若干私は環境庁に疑問を呈しますのは、元年度の環境白書かどこかにこの割りばしの問題についてちょっと付言しているところがございます。こういう資源のむだ遣いというようなニュアンスの言い方でちょっと付言しておるところがございます。こういうものも、今の日本の国土の成り立ち、そういったものをよく考えていただきたい。





平成04年03月09日 衆議院 予算委員会
[252]
日本社会党(社会民主党) 日野市朗
合板にして型枠に使って、2回ぐらいそれを使用してポイと捨てるということ、また割りばしなんかにして、使い捨ての割りばしなんかにするというような例も非常に多いわけですね。こういうことが私は、その比率からいったら小さいとあなたはおっしゃるかもしれないが、全体の熱帯雨林を守っていく、樹木を守っていくということからすれば、ちょっと感情的にこれはなかなか許されないところではないかというふうに思っているのですよ。いかがでしょう。

[253]
政府委員(林野庁長官) 小澤普照
確かに森林資源、大変重要なものでございますし、またそこから供給される林産物につきましては、私どももその高度利用なりやはり有効利用を図るということでございまして、その観点に沿って対応もしたいというように考えておるわけでございます。

(中略)

なお、割りばしの問題がございましたので若干触れさせていただきますと、これにつきましては、確かに我が国での割りばし使用量、年間50万立方程度ございますけれども、このうち熱帯材から入ってくるのは10万立方以下であると思いますし、熱帯諸国の中ではインドネシアからの輸入というように私ども考えておりますけれども、これはメルクシマツという造林をした松の、しかも松やにをとったものをさらに利用するというようなふうにも考えておりますので、いずれにいたしましても、今後とも木材の高度利用ということはやってまいりたい。





平成04年03月11日 衆議院 予算委員会第五分科会
[351]
公明党 森本晃司
そこで、木造のよさということを今大臣も同感いただいたわけでございますが、日常生活の中に木材が生きている、これは長い間の私たち日本人の生活の知恵でもありました。しかしながら、最近は誤った環境保護観というのが起きてまいりまして、何か材木を使っているあるいは木材を使っているということは環境破壊なんだという感があります。森林破壊につながっているんだということで一番ターゲットにされまして、魔女狩り的な存在になりましたのは、私たち奈良県で製造しておる割りばしのことでございます。割りばしの発祥地でございますので、一言申し上げたいわけでございますけれども、一時期東南アジアの森林破壊の元凶であるというような指摘を受けて、根拠なき感情的な俗論が大手を振って通って、それが自然保護運動という名のもとで割りばしか排斥されようとしてきた。それがいまだに非難が根強くあります。

ここで私は新聞記事を一々読み上げるわけにまいりませんが、資料があるわけですけれども、千葉県や東京都、そういった官庁の中では何か物を節約するあるいは自然保護運動の一環として割りばしを排斥するということが行われている。これは随分誤った認識だなというふうに私は思っているわけです。間伐材をあるいは角を引いた後の端材を利用して割りばしをつくっているわけです。割りばしの製造業者も非常に零細な業者が大変多くて、全国に工場数450、従業員が今4000人ぐらいかなという状況です。木を愛してこういったことに従事する人たちの職まで失ってしまう。

そういう意見をいろいろと申し上げますと、単に環境保護という問題だけではありません、使い捨てというのを私たちは言っているのですという反論があるようですけれども、では使い捨てというならば、この国会の中にもありますトイレで、終わった後手をふきますぺ-パータオルというのですか、あれと割りばしの価格はほとんど変わらない。ああいうことがよくて、普通であって、割りばしだけがそういう状況になっているというのは、私は本当によろしくない認識だな、農林省としてどう思っておられるか、お伺いしたい。

[352]
政府委員(林野庁長官) 小澤普照
割りばしにつきましては、今先生の方からお話ございましたように、奈良地方も大変先進地域でございまして、木材を大変高度利用、有効利用してこられたところでございます。したがいまして、製材の際に出る端材などを使ってやったということでございますが、最近はさらに間伐材でつくった割りばしも発売されるようになりましたし、また熱帯材の割りばしも入ってはきておりますけれども、これもいろいろ調べてみましたところ、松やにを、これは必要なんでございますが、これを採取した後の材を使う。いわゆるメルクシマツの造林木から割りばしをつくっているというようなこともだんだん状況がわかってまいりまして、私どもいろいろと正しい情報を国民の皆様方によくお伝えすることが我々の義務だと思っておりますけれども、さらにこういう情報はよく広めなければいけないなというように考えているところでございます。





平成04年04月06日 参議院 環境特別委員会
[159]
民社党 山田勇(横山ノック)
従来、我が国の地球環境への国際的取り組みに対しては消極的かつ受動的との批判が強いばかりでなく、熱帯雨林の問題、また流し網問題など日本は世界の環境収奪者といったイメージが広がっています。例えば日本人が割りばしを使用することによって熱帯雨林が激減しているかのごとく報道されたり、国内でも割りばし追放運動が起こっています。また、日本の流し網漁によって海洋生物が根こそぎ絶滅するという外国の報道を耳にするものですが、これらの追放運動などは事実誤認の上に立ったものも少なくないと思います。





平成04年05月12日 衆議院 逓信委員会
[174]
民社党 中井洽
あなたのところは地球環境だ、そのためにお金も出しますと言ってやられるのだから、これは大変結構なことだ。そして日本は一番環境対策をやっている。やっているけれども、アメリカとともに一番資源を消費している。それを少しでも再生できるように、あるいは減らせるように努力していくのが日本の環境対策の世界に対する姿勢だ。それを減らしていただこうと思ったら、一番熱心にキャンペーンされている新聞に御協力いただいて減らしていただく。

僕はもう5、6年前、環境委員会で、新聞が盛んに割りばしのことを取り上げたから、それは違うと言った。書いている新聞だ。だけれども、その新聞は、経営をやろうと思ったら広告をとらなければならない。例えば3分の2広告があって、3分の1記事だったら、今のページは2ページ、3ページ減らせるじゃないですか。毎日あれだけ膨大な数出ているのですよ。記事枠を減らしてということはちょっとおかしい。広告をとらないとやっていけない。だから、その半分だという規定を外してやれば何でもないじゃないかというのが私の理屈であります。





平成08年02月29日 衆議院 予算委員会第五分科会
[087]
新進党 吉田治
また、日本の企業が、よく言われておりますように、海外へ出て伐採をさまざましているとか、いっときはやりましたね、割りばしを使わないというのが。あれはどこに行ったのですかね。

結果として、割りばしを使わなければそういう要らない木を買わなくて済むかというと、いや、そうじゃない、あの割りばしは間伐材でつくっているから、ああいうのは使った方がいいんだというふうな説が出てきたり、いつの間にかどこかへ消えていってしまった。





平成12年03月16日 参議院 国土・環境委員会
[007]
自由民主党 脇雅史
また話が飛んで恐縮ですが、例えば割りばしはやめよう、資源のむだだという言い方があって、小学生なんかは、それを聞いてまじめに自分の家からはしを持っていって、給食なんかでも割りばしを使わないということを一生懸命されている方もいる。その精神は非常に大事なんです。

ところが、よく考えてみると割りばしというのは間伐材なんです。間伐材をうまく使わないと、間伐材もただ切っただけじゃだめなので、それが売れれば森林を管理するエネルギー源になるわけで、むしろ皆さんに積極的に割りばしを使ってもらった方が日本の自然はうまくいくんです。だから、ただあるから使って、使い捨てはむだだという、これも単純に考えてはいけない。





平成18年06月08日 参議院 環境委員会
[020]
民主党(民進党) 大石正光
それで、実は最近、様々なテレビの中でその資源のごみの問題が出てまいりました。特に、我々、弁当や様々にあるはしの問題、割りばしですね、中国からいろいろほとんど輸入している割りばしが、突然、中国から5割の値段の値上げということになりました。そうしますと、それぞれチェーン店では、はしが大変だからといって、是非それを自分で持ってきてくださいと。そのことに対しては特別にポイント制を付けて、10回やったら何かをお返ししますとか何かをサービスするという仕組みをやろうとしてその仕組みが変わってきたと同時に、割りばしからプラスチックはしに変わったりと、そういう意識が非常にありました。

昔、木を大切にするために割りばしは使わないという意識の運動がたしかあったことは振り返るとあるわけであります。ところが、今回の中国が言っている問題は何かというと、地球温暖化の問題で、資源を大事にする、そして木を切って森を少なくしてしまうから、そういう意味で割りばしはできるだけ使わなくて値上げをするというような形のそういう理屈が付いてきたような感じの記憶をしております。

私は、日本は環境を守って自然を豊かにしている、そしてそのことをやっているのに、中国はどんどんどんどん外国から木材を輸入しています。特に、シベリアからは猛烈に輸入をして中国国内で消費をしている。消費が猛烈に強い大きな国であるのに、中国からそういうことを言われること自体、私はおかしいような気持ちがあったわけであります。

ですから、そういうことを考えたときに、一体これからのそういうごみ、さらにはそういうような環境問題という中で、一体どのような形にしていくのか。私は、ペットボトルにしても、要するにプラスチックのお皿にしても、同じような形で、今ペットボトルが中国に燃料とかいろんな材料として途中から輸出されて中国が輸入しているような形もありますが、このペットボトルやお皿も必ず割りばしのような形で中国から言われてくる可能性が非常に強いと思っているんですね。

こういうところについてやはり行政の指導と方向性をきちっとしていくことによって、こういうことが言われなくなるように是非指導するべきだと思うんですが、そのことの方向をちょっとお伺いしたいことと、このことについて大臣の御意見をいただいて、私の質問を終わりたいと思います。



[022]
環境大臣 小池百合子
いずれにしましても、割りばしの問題にいたしましても、経済性の結果そうやって中国産のものが使われてきたんだろうと思っております。それから、マイはしというような運動もございます。一方で、割りばしなどは、間伐材がうまく使われることによって森が、山がキープされるということにもつながっております。

ですから、いろんな文脈の中で総合的に何がベストかということを判断しながら、自然の保全、環境の保全、そして地球温暖化対策、非常にあちこちにいろんな要因がございますので、それを機敏に組み立てながら進めていくのが必要かと思っております。





平成20年03月24日 参議院 予算委員会
[075]
無所属 友近聡朗
続いて、はしの質問をさせていただきます。はしといっても、道路の橋げたや橋脚の質問ではありません。今日は割りばしの問題についてお伺いしたいと思います。

割りばしの日本国内の年間使用量と1人当たりの使用量を農林水産省、お答えください。

[076]
農林水産大臣 若林正俊
お答えいたします。

平成18年の割りばしでございますが、輸入量が245億ぜん、国内生産量は5億ぜん、したがって年間使用量は約250億ぜんであります。1人当たりでは年間約200ぜん程度になるものと考えております。

このように国産のものが少ないわけでありますが、2%程度となりますけれども、このうち国産材を使用した割りばしの割合は8割強となっております。

[077]
無所属 友近聡朗
ありがとうございます。

98%が輸入と、中国からの輸入、そしてわずか2%が国産ということであります。現在、中国製冷凍ギョーザなどが大変大きな問題となっておりますが、輸入割りばしからも漂白剤、防カビ剤などの化学物質が検出される事例があると聞きます。私も以前テレビで見ましたけれども、竹割りばしを入れた水中の金魚が1週間後に死んでしまったというのも見ました。

その化学物質の検出される実態についてどのように把握されているのか、厚生労働大臣、お答えください。

[078]
厚生労働大臣 舛添要一
この問題、昨年の11月に基準を厳しくいたしまして、まずカビの防止をする防カビ剤、これは前は少量ならば許していたんですが、これはもう全く駄目だと、一切駄目だと、それから漂白剤、これも一定の基準以下であればといったその基準を限度値を3分の1に引き下げると、そういう厳しい検査法についてやっておりまして、今金魚の例とかありましたけれども、熱いお湯なんかに差したときに溶けるんじゃないかと、このことも勘案した上でこの基準ならいいだろうという形で厳格に今やっております。

[079]
無所属 友近聡朗
厚生労働省の方で「割りばしに係る監視指導について」という通達をされておりますが、これは任意の検査であり、平成15年にこの通達を出して5年たっておりますが、現在までの報告数をお答えください。

[080]
厚生労働大臣 舛添要一
平成15年以降、検疫所において239件、都道府県において273件の検査が行われまして、その暫定限度値を超えたものは都道府県から報告された中国製品1件、具体的には二酸化硫黄ですけれども、これがありました。

今後こういうことがないように、先ほど申し上げた限度値を厳しくする、そして監視体制を強めてまいりたいと思います。

[081]
無所属 友近聡朗
先ほど、農林水産大臣の方から年間250億ぜん使われるというお話がありました。5年掛ければ1250億ぜんであります。5年間でわずか273件というのは少な過ぎるのではないでしょうか。このサンプル数は極めて少なく、安全と言い切れないと思いますが、いいかげんな検査ではないでしょうか。厚生労働大臣、お答えください。

[082]
厚生労働大臣 舛添要一
これは食品衛生法において厳しくやっておりますので、サンプル検査の数が少ないんじゃないかということですけれども、先般、限度値も厳しくしておりますし、それから保健所でしっかりやれということも申し上げていますので、念のためのサンプル調査でございますけれども、今、更に厳しい指導を行っておりますので、そういう形で国民の安全を守りたいと思います。

[083]
無所属 友近聡朗
先日も、2月だったと思いますけれども、中国産のまないたに鉛とか六価クロムが含まれていたとの報道がありました。先ほど大臣も言われましたとおり、食品同様に割りばしは毎日口に入れて熱湯にもつけます。そうすると溶け出しやすいという可能性もあると思いますけれども、本当に安全と言い切れるのか、輸入割りばしに対する不安がわくと思いますけれども、基準はこれでいいと本当にお思いでしょうか。そして、監視指導体制を強化して情報を発信すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

[084]
厚生労働大臣 舛添要一
私は、昨年11月のこの基準は、例えば防カビ剤、もう全くあっちゃ駄目だということでやっていますので、かなり厳しくなっておると思います。そしてまた、保健所に対しても随時きちんとやるようにという指導をしております。これで国民の不安を取り除くような体制を整えたいと思っております。それで、更にまたもし問題が起こるようなことがあれば更にまた対応を考えたいと思います。

[085]
無所属 友近聡朗
近年、中国では行き過ぎた森林伐採が進み、砂漠化が進んでいます。黄砂や洪水などの被害も深刻化しております。このため、割りばしの原材料の3割はロシアなどから輸入されていると聞きます。

中国では、日本と違い、割りばしを作るためだけに森林伐採をしてかつらむきをしているというのが現状であります。この点に関して、環境大臣と厚生労働大臣に御意見をお伺いしたいと思います。

[086]
環境大臣 鴨下一郎
先生御指摘のように、中国での割りばしの生産については、特に隣国からそれぞれ輸入をすると、こういうようなこともあって、場合によると森林伐採につながっている、こういうようなことがあるようであります。そういう趣旨においては、単純に割りばしと、こういうようなことだけではなく、むしろ更にその先に森林の問題があり、なおかつ、おっしゃるように、例えば砂漠化の問題にもつながると、こういうようなことで、ある意味で我々はしっかりとイメージを膨らまして環境対策に取り組まなければいけないんだろうというふうに思います。

[087]
厚生労働大臣 舛添要一
私、実はボランティア活動で森林を育成する、間伐をやる、そういうことをずっとやってきておりますので、森林の重要性というのは非常によく認識をしております。

先般のギョーザの問題でもそうですけれども、私たちの食生活、これは割りばしも含めていかに海外に依存しているかと。そういうことの認識を持って、地球環境全体を守るために、例えば割りばしについてどうするのかと、そういうことも国民的な議論をすべきときに来ていると思っております。

[088]
無所属 友近聡朗
間伐材とか端材であれば実は環境にいいんだという認識の方も多いかと思います。これはわずか2%の国内産の割りばしというのを前提にしておりますけれども、本当に環境に良いのかと悩んでいる人も多いと思いますけれども、そこで、輸入割りばし、そして国産割りばし、リユースばし、それぞれについて、生産、輸送、消費、廃棄に至る総合的なライフサイクルの観点からの環境負荷、環境を比較、ライフサイクルアセスメントについて調査すべきだと思いますが、環境大臣、お答えください。

[089]
環境大臣 鴨下一郎
大変問題を整理してお話をいただいているわけでありますけれども、割りばしに関しても、おっしゃるように輸入割りばしと国産割りばし、加えてリユースのマイはし、この3つに分けて考えるべきだろうというふうに私も思います。

その中で、輸入割りばしにつきましては、これは例えば製品の長距離の輸送等に伴い生ずる環境負荷、こういうようなことと、先ほどお話がありましたように、違法伐採につながるような森林の減少、こういうようなことも含めまして考えますと、輸入割りばしに掛かる環境負荷が高くなると、こういうような懸念があることは間違いないと思います。

また、いわゆるマイはしは、これは繰り返し使えると、こういうようなことのため、原料の使用量でいえば輸入割りばしに比べて環境負荷は少ない、こういうようなことでありますが、ただ、マイはしについても、これ、洗浄等に伴って様々な環境負荷もあると、こういうような考え方もあって、これは総合的、定量的に割りばしと環境負荷を比較すると、こういうようなことについてはいまだ十分な知見が得られていないということはそのとおりでございます。

そういう意味で、これから調査研究については、それぞれ立場立場でしっかりと検討がなされるべきだというふうに思います。

第二次循環型社会形成推進基本計画では、これは国民によるリデュースに対する取組指標として、輸入割りばしの販売量を、推移をモニターする指標と、こういうようなところに加えたところでありまして、今後ともその動向を注視をしてまいりたいというふうに思います。





平成21年02月03日 衆議院 予算委員会
[074]
自由民主党 田野瀬良太郎
今総理がおっしゃられましたように、確かにここに来て明るい兆しが見えてきたんですね。中国を初めとする新興国は、どんどん木材需要が拡大されて、あっちこっちの国から輸入することになりました。また、逆にロシアを初めとして木材輸出国は、炭酸ガスの最大の吸収源である木材資源をもう輸出しないでおこう、そういう機運も出てまいりました。

そんなことで、国内のハウスメーカー、先ほどから申し上げた紙会社、合板会社等々、木材需要者が国産木材に大いに目を向け始めたわけでございまして、そんなことで、私は、またとないチャンスを迎えておる、このように思うわけでございます。

割りばしも、日本の国民が今使っている割りばし、これは国産材じゃなくて、外材でつくった割りばしが98%なんです。これは、日本の国民が全部国産割りばしを使っていただいたらもっともっと山がきれいになってくるんですね。

それもぜひお願いしたいと思うんですが、これによって、再び間伐、枝打ち、下刈り等、山の整備が進みまして、いよいよ保水能力を取り戻し、土砂災害がなくなり、きれいな水をつくり出すことになりますし、また、山が再び炭素ガスの吸収源として機能を発揮してきれいな空気をつくってくれると思うんですね。



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