パチンコチェーンストア協会「違法なパチンコを合法化する」

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パチンコチェーンストア協会 ~ 設立の目的
『社会全般に対して』
1. パチンコを大衆消費者の立場で合法化し、他産業と同等のビジネスとして社会的貢献を果たし、信用と地位の向上を果たす。
2. パチンコを国民大衆娯楽として産業化し、参加企業の株式公開を目指す。

パチンコチェーンストア協会 ~ 理事・会員リスト・会員ホームページ





平成23年10月27日 参議院 文教科学委員会
[085]
自由民主党 義家弘介
母親が子供を車に置いてパチンコに興じて熱中症で殺してしまう、こんな事件も報道されるたびに胸を痛めますが、さて大臣、大臣は、2006年6月22日木曜日、御自身のホームページ、「ひとこと」という欄で、私はこれを見たとき、知ったときにちょっと愕然といたしました。こんな記述を刻んでおります。

パチンコ屋の託児所こそが、少子化対策の突破口になる可能性があるのではないか。

私は、この文言を読んだときに、一体この大臣は何を考えてこの文章を言ったんだろうと。記者会見等々でも苦しい弁明をしていますけれども、全くもってその弁明はこの書いた内容とは私は乖離するものであろうと思います。パチンコ屋の託児所こそ、事件等々を受けて、大臣はこの事件、子供が熱中症で死んでしまった事件等々もこの前段に書いていますが、パチンコ屋の託児所こそ少子化対策の突破口になる可能性がある、これはどんなお気持ちで記したのか、まずお答えください。

[086]
文部科学大臣 中川正春
一部だけをそうして取り上げていただいて、誇張した形で報道されたということに対しては非常に私も遺憾に思っています。

その文の中にも、あるいはその前後の私の体験の中にも記されていますが、中小企業をずっと回っていまして、なかなか人を育てていく、人を確保していくというのは難しいと。そんな中で、託児所、いわゆる企業の中に託児所をつくっていくということについて私は真剣に考えているんだという中小企業の社長に会いまして、その動機が、この間パチンコ屋に行ったら最近のいろんな事象の中でパチンコ屋にも託児所ができていると。それぐらいのことだから、特に企業についてそうした託児所をつくっていくという、そういう制度化と、その時代の流れというのは当然のことだから、中川さん、どうやったら企業で託児所ができるのか教えてくれと、こういうことを言われたということなんです。

そのことをちょっと例示的に挙げてパチンコの例を出したということでありまして、そこだけが特筆されて書かれたということでありまして、そういう背景というのは、私は企業にとってもしっかりとこれからの対策としてあり得るんだろう、いわゆる託児所というのを企業の中につくっていくということの必要性というのはあり得るんだろうというふうに思っています。そういういきさつの中で引用された話であります。

[087]
自由民主党 義家弘介
その説明は日記の内容とはちょっと異なるので、前文も含めて読みたいと思います。

中川さん、パチンコ屋が託児所を始めよった。若い母親が子供をほったらかしにしてパチンコに熱中した結果、子供が何人も犠牲になってきた。パチンコ屋の対応は早い。うちの工場もこれに負けずに、女子従業員に託児所を開くと約束した。離婚率の増加でシングルマザーが増えてきている。みんな喜んでいる。ある企業の社長さんが話してくれました。施策の体系化だ、全体のバランスだとへ理屈の多い官僚に比べると、会社経営者は問題解決発想で即実行。この後がその問題の部分が出てくるんです。それにしても、パチンコ屋の託児所こそが、少子化対策の突破口になる可能性はあるのではないかと、私は今真剣に考えています。

今、大臣は人のことのような、そんな話の中でそんな話が出たという話ですが、書いている内容と全く違うわけですが、どうですか。

[088]
文部科学大臣 中川正春
いや、さっき説明したとおりだというふうに思います。

[089]
自由民主党 義家弘介
これはもう全くひどい答弁だと思いますよ。

少子化対策の突破口になる、パチンコ屋の託児所こそが、少子化対策の突破口になるのではないかと、私は今真剣に考えています。考えているのは大臣なんですよ。いかがですか。

[090]
文部科学大臣 中川正春
社長のそうしたコメントを聞いて、私もなるほどなと思ったということです。

[091]
自由民主党 義家弘介
そもそも教育で問われるべきは母親の母親としての在り方の問題であって、託児所をつくるから、それが少子化対策になる、託児所をつくるから。そんな発想の文言を無責任に書き、そしてこのような、ある意味でごまかしのような説明をしていると。

では、もう1つお聞きします。

大臣はパチンコチェーンストア協会の政治分野のアドバイザーを務めていらっしゃると、今は削除されていますが、この協会のホームページに名前も載っておりましたが、これは事実でしょうか。

[092]
文部科学大臣 中川正春
そのように登録をされているようです。

[093]
自由民主党 義家弘介
だから、私は心配しているわけですよ。

あなたは、組織率ほぼ100%を誇る三重の教組の確認書を、同意書を交わし、そして組織的に応援してもらいながら出ている大臣であります。つまり、このパチンコストアの政治アドバイザーを務めているから、あえてこのパチンコの事件の中でパチンコ屋さんに託児所をつくることが少子化の突破口であると書いているとしたら、自分の有力な支持団体である三重教組がこう言ったらこういう発想の行政をしていくんじゃ、まさにつながるところなわけですよ。

大臣、笑い事じゃないですよ、これ。何を笑っているんですか、大臣。国民の前で笑えますか、それ。

繰り返しますけれども、パチンコ屋の託児所こそが少子化対策の突破口になる可能性はあるのではないかと私は真剣に考えている、そう言っている大臣はパチンコストア協会の政治アドバイザーに名を連ねている。そして、今のようなごまかしの発言、これを国民が聞いて納得するかどうかという問題なんですよ。私は、適格性、全くもって疑わしい大臣であると思っております。





平成23年10月28日 参議院 消費者問題に関する特別委員会
[141]
日本共産党 大門実紀史
パチンコの話なんですけれども、しかしパチンコ業界にとってこの株式上場というのは悲願でございまして、この間、国会議員工作をずっとやってきております。特に民主党に対しての働きかけが物すごいものがございまして、今日は時間の関係で全部資料を配るとか何かいたしませんが、簡単に言いますと、パチンコ企業というのはもう巨大企業なんですよね。三共とかダイナム、ニラクなんかは何1000億という巨大企業でございます。

したがって、民主党の政治資金パーティー調べましたけれども、100万、150万単位でパーティー券を購入しておりますし、民主党本部、あるいは各地のパチンコ企業もいろいろパーティー券購入をやっているということでございます。例えば、海江田前大臣はパーティー券だけじゃなくて直接献金も受けております。今日はちょっとその話はあれしますが。とにかく相当のお金が民主党に流れております。これは御存じだというふうに思います。

ただ、パチンコ業界というのはマルチに比べたら洗練されているといいますか、パーティー券中心にやっております。20万以上でないと名前が出ませんから、ほとんど名前の出ない形と。マルチ企業はよく分からないでぼんぼんぼんぼん献金しちゃって、この間名前出ているんですけれども。そういうようなことでやっていますが、その分、逆に言えば、民主党の中にかなり浸透していると、これは指摘しておかなきゃいけないと思います。

隣の韓国では政治家が決断してパチンコを全廃したのに、日本は政治家が先頭に立ってさっきの換金の合法化とかそういうものに協力しているというのは大変情けない話でございまして、消費者団体等から、依存症に取り組む団体等から日本の政治家は何やっているんだという声が出ております。

その上で、更に驚いたのは、これは堂々とパチンコ・チェーンストア協会のホームページに出ておりますけれども、政治アドバイザーに53人もの国会議員が名前を連ねております。民主党は37人、ほかの党の方もいらっしゃいますし、この委員会で今日座っていらっしゃる方の名前もあります。今日はそこは武士の情けで言いませんけれども。山岡大臣もここに名前を連ねておられます。この政治アドバイザーというのは何をするんでしょうか、パチンコ・チェーンストア協会政治アドバイザー。

[142]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
いつから、それ。

[143]
日本共産党 大門実紀史
いつからって私が聞きたいんですけれども、10月20日現在の名簿に載っておりますが。

[144]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
本当にそれは知りませんでしたけど、そういう事実がもしあるなら、私は誤解を受けないように直ちにそこも辞めさせていただきます。

[145]
日本共産党 大門実紀史
それを最後に言ってもらおうかと思ったんですが、先に言われましたので。

若干言っておきますと、この政治アドバイザーというのは何をやるのかというと、多分そうすると大臣も何をやるのか御存じないと思うんですけれども、これは明確に、協会に僕聞いたんです、パチンコ・チェーンストア協会に。そうしたら、これは議員の皆さんにさっき言ったパチンコの合法化とか換金の合法化、株式上場の力になってもらいたいと、それを支援するのが政治アドバイザーでございますというふうにパチンコ・チェーンストア協会が言っております。

僕は、アドバイザー料というのは支払っているのかと聞いたら、それはやばいから払ってはおりませんと。ただ、関係者によると、ここに名前を出すと、ここに53人ありますけれども、名前を出すとパチンコ企業の支援が受けやすいと。つまり、パーティー券とかそういうのを買ってもらいやすいという仕組みになっているということは関係者の方から聞きました。

そういうものでございますし、もう既に辞めますとおっしゃってもらいましたけど、指摘したかったのは、消費者庁担当大臣としても国家公安委員長としても、その方針とこのパチンコの業界が求めている換金の合法化というのは全く違う、矛盾することでございますので、政治アドバイザーをお辞めになるべきじゃないかということをお聞きしようと思ったら、その前にもう辞めるということですので、それはそれで結構でございます。

申し上げたいのは、民主党の議員の方に、たくさん名前連ねておられますけど、これは世界的には大変恥ずかしいことでございますので、こういうことに応援するような政治アドバイザーからは是非早く辞められて、もっと世界標準といいますか世界スタンダードで、ギャンブルを広げるんではなくてなくしていくという方向で頑張ってもらいたいというふうに思います。

もう答弁いただきましたので、今日はこれで終わります。





平成23年11月14日 参議院 消費者問題に関する特別委員会
[124]
日本共産党 大門実紀史
まず、先月28日の質問で、山岡大臣がパチンコ業界の政治アドバイザーになっておられるのでお辞めになるべきだと申し上げて、大臣は辞めますということで即決答弁をされまして、事実、31日付けのパチンコ・チェーンストア協会のホームページのリストから山岡大臣の名前は削除されましたので、すぐに手を打たれたんだというふうに思います。

ただ、申し上げたいのは、ほかにも、今の農水大臣の鹿野さん、国家戦略担当大臣の古川さん、文科大臣の中川さん、国土交通大臣の前田さん、さらに副大臣、政務官の方もたくさんこのパチンコ業界の政治アドバイザーに名前を連ねておられます。

このままではパチンコ内閣と言われても仕方ないというふうに思いますから、前回指摘したとおり、このアドバイザー、パチンコ業界は換金の合法化という政府の方針と違うことを目指している、そこの政治アドバイザーというのはやっぱり大臣がやられるのはまずいと思いますので、是非山岡さんから、いずれ私これ予算委員会などで各大臣一人一人に聞くようになると思いますけれども、もう今のうちに山岡さんから同僚大臣に辞めた方がいいんじゃないかと言ってあげてほしいんですけれども、いかがですか。

[125]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
非常に難しい御提言がありましたが、それぞれがそれぞれのお考えでおやりになっていることだと思いますので、そのことが明らかに違法行為とかあるいは問題があるということなら、それは御指摘をさせていただきたいと思いますが、他の閣僚の皆さんにそこまで差し出がましいことを言える立場かなとは思っておりますが、個人的な談話としてこういう御指摘がありましたよというぐらいのことしかできないと思いますが、努力はするつもりでおります。





平成23年12月09日 参議院 本会議
[066]
自由民主党 二之湯智
また、山岡大臣は、この問題に限らず、多くの疑惑が持たれています。

秘書給与の肩代わり疑惑を報じた週刊新潮に賠償を求めたにもかかわらず、その後、請求を放棄したのは、記事内容を認めたことにほかなりません。

また、パチンコの換金の合法化という、政府方針と違うことを目指しているパチンコ・チェーンストア協会の政治アドバイザーに就いていることを参議院消費者問題特別委員会で指摘され、辞任しています。

さらに、民主党は、拉致実行犯とかかわりのある団体に献金をして問題となっていますが、その際の民主党の出納責任者たる財務委員長は山岡大臣でありました。このことに対する説明責任も全く果たしていない山岡大臣は、拉致問題担当大臣としても極めて不適格であります。



前略と後略は省略、旧字は新字に変換、誤字・脱字は修正、適宜改行、
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基本的に抜粋して掲載していますので、全文は元サイトでご確認ください。